TUT Formula

第6回全日本学生フォーミュラ大会 参戦報告


豊橋技術科学大学 自動車研究部 TUT FORMULA(愛知県豊橋市 部長 前川浩規)は9月10日(水)〜13日(土)に静岡県袋井市の小笠山総合運動公園エコパで開催された第6回全日本学生フォーミュラ大会に参戦しました.
大会の参戦結果についてご報告させて頂きます.

受賞


得点と順位

競技得点/満点順位
コスト審査63.3/100pts14位
プレゼンテーション審査45/75pts20位
デザイン審査143/150pts3位
アクセラレーション70.40/75pts6位
スキッドパッド20.11/50pts18位
オートクロス38.27/150pts28位
エンデュランス・燃費188.96/400pts11位

総合 569.02/1000pts 10位

第6回全日本学生フォーミュラ大会を終えて

豊橋技術科学大学 自動車研究部 TUT FORMULA 部長 前川 浩規
大会参戦三回目.
車検一発通過,動的競技全種目参加,デザインファイナルへの進出.初めて達成できたことがいくつもありました.
そして総合順位は10位.
過去最高の成績で大会を終えることができました.
思い返せば昨年9月.皆でカーボンモノコックシャシの導入を決めました.それからは資料収集,データ収集のための実験を繰り返し,それと並行して設計,検討,再設計.3月からは製作に全力を傾け,シェイクダウンは8月頭の富士試走会.部品製作の傍ら,等価構造計算書,デザインレポート,コストレポートの作成.その後は走行テストにカウル,アンダーパネルの製作.何度も話し合い,何度も徹夜で作業を進めました.つらい時期もありました.
しかし,そんな中でも,一歩ずつ前へ進もうとする皆の姿勢によって,この結果を得ることができました.私はこの結果を誇りに思います.
振り返ればあっという間に駆け抜けた一年間.
そして素晴らしい程に充実した一年間でした.
ただ,我々だけではこの結果を得ることは到底できなかったでしょう.
TG03には過去のマシンで積み重ねられてきた先輩達の様々な工夫が生かされています.カーボンモノコックシャシ製作に多くの時間と人手も割かなくてはならない中,実質全ての部品を設計し直し,作り直す.先輩達の残された有形無形の資料が無くては到底できないことでした.
多額の資金,そして高度な技術,高価な材料,我々の活動にご協力いただけたスポンサーの皆様.本当にありがとうございました.スポンサーの皆様のご協力により,カーボンモノコックへの挑戦,吸排気開発,サスペンションセッティングを初めとする車両開発をここまで行うことができました.
工場での部品製作アドバイスを下さった技官の皆様.
私達の活動をいつも支えてくださったFAの先生方.
チームメンバー,チームメンバーの家族の皆様.
本当にありがとうございました.