TUT Formula

第11回全日本学生フォーミュラ大会 参戦報告

豊橋技術科学大学 自動車研究部 TUT FORMULAは去る9月3日から7日にかけて,静岡県小笠山総合運動公園(エコパ)にて開催された 第11回全日本学生フォーミュラ大会に参戦して参りました。
各種目での得点・順位は次の表の通りです。




競技種目(括弧内満点)得点順位
コスト(100)36.3322
プレゼンテーション(75)60.004
デザイン(150)104.009
アクセラレーション(75)67.403
スキッドパッド(50)12.7030
オートクロス(150)127.478
エンデュランス(300)180.0121
燃費(100)8.2339
総合(1000)596.1410

最軽量賞3位

加速性能賞3位                  をいただきました。

日本自動車工業会長賞


第1日目

車検 - チーム受付 - ピット設営

天候が心配されましたが、なんとか大会開始前に雨が上がり、スムーズにピットの設営を開始することができました。
初日は昨年度大会上位校の技術車検と静的審査が行われます。私たちTUT Formulaは2日目からの車検と静的審査であったため、チームの受付と翌日の技術車検の予約を行い、車輌の最終チェックを行いました。

第2日目

車検 - 技術車検

9:00より技術車検を受けました。技術車検では、我々が製作した車輌が大会側が示す安全基準を満たすかをチェックされます。
車検官による厳しいチェックを受けた結果、1点の指摘を受けました。指摘箇所の修正を行い、午後のクイック車検を受け無事に技術車検に合格することが出来ました。

コスト審査

11:15からコスト審査が始まりました。コスト審査では車輌価格と事前に提出したコストレポートの正確さ、年間1000台製作可能か検証するリアルケースにより評価されます。
コスト審査は22位で36.33 / 100 ptという結果でした。

デザイン審査

14:30からはデザイン審査です。デザイン審査では事前に提出するデザインレポートと各部の設計が妥当であるかが審査され、パネルなどを用いて車輌の説明をした後、審査官の質問に答える形をとります。
初めにTG08の設計コンセプトである「コーナー脱出速度の向上 〜軽量化・低速域の駆動力向上・限界旋回Gの向〜」に基づき、各パートでコンセプトに対してどのようなアプローチを行ったかを、「モノコック」・「サスペンション」・「パワートレイン」・「電装」にわかれて審査員に対して発表しました。
結果は9位で104 / 150 pt となり、デザインファイナル出場はなりませんでした。

車検 - チルト・騒音・重量測定

16時頃からチルト試験と騒音試験に向かいました。チルト試験は車輌を45°傾けたときの燃料漏れのチェックと60°傾けた時に車輌が横転しないかを確認します。
騒音試験では大会側が指定したエンジン回転数での騒音を測定し110dB以下であるかを確認します。
どちらも無事に合格することが出来ました。

車検 - ブレーキ

最後の車検はブレーキ試験です。これは,ブレーキを踏んだ時に四輪がロックするかを確認します。
一回目で無事に合格することが出来ました。
これで3日目からの動的審査に参加することができます。

プレゼンテーション審査

17:00からはプレゼンテーション審査が行われました。プレゼンテーション審査では、審査員を役員に見立て、設計した車輌のマーケティング・販売戦略を提案します。
私たちはカートコースで走行することを想定して、安全性やデザインでの優位性・幅広いチューニングをアピールしました。
結果は4位で60 / 75 pt という非常に良い結果となりました。

第3日目

アクセラレーション

アクセラレーションでは車輌の加速性能を競います。
第1ドライバーの井坂と第2ドライバーの西野が挑戦しました。路面に水が残る中、井坂が2回目で4.23secという好タイムを出しました。
結果は3位で67.40 / 75 ptとなりました。

スキッドパッド

アクセラレーションと平行してスキッドパッドが行われました。スキッドパッドは8の字コースを走行し旋回性能を競います。
第一ドライバーの井坂が1回目、コースを見失い記録はなしでした。2回目ではパイロンを倒しましたが、5.290secとよいタイムを出しました。
第二ドライバーの西野がスキッドパッドに向かいましたが、次で走行と言う所で時間が来てしまい、走行することはできませんでした。
結果は30位で12.70 / 50 ptとなりました。

オートクロス

午後からはオートクロスが始まりました。オートクロスの結果によってエンデュランス走行の順番が決まります。
オートクロスは第一走者の山田(啓)が好調に走行し61.113secというタイムを残しました。
第二走者の佐野が走行し確実に走行し65secというタイムを残しました。
オートクロスの結果が良かったため、エンデュランス走行が最終日の午前中最後の出走となりました。

第4日目

プラクティス

最終日のエンデュランス出走へ向けてプラクティスを数回行い車輌の最終チェックとドライバーの走行練習を行いました。

第5日目

エンデュランス

午前中最後、15番目がTUT Formulaの出走順番でした。そのため、出走までに練習走行を行い車両の調整を行いました。
第1ドライバーの佐野は、1周多く走行してしまったものの無事に完走することができました。
第2ドライバーの山田(啓)は1周目から好タイムを出し、周を重ねるごとに良いタイムとなり完走しました。
結果は21位で180.01 / 300 ptとなりました。

燃費

エンデュランス終了後にどれだけ燃料を使ったかを測り、燃費を競います。
結果は39位で8.23 / 100 ptとなりました。

第11回全日本学生フォーミュラ大会を終えて

豊橋技術科学大学 自動車研究部 TUT FORMULA 部長 荒木 悠志
全日本学生フォーミュラ大会も今年で11回目となりました。
今シーズンも例年と同様に、メンバーのほとんどが初めて設計から車輌製作を行いました。
技術や知識の不足、スケジュール管理の甘さなど、多くの苦労がありましたが、 先輩方にフォローされながら、ものづくりのつらさ、楽しさを知り、一段と成長できたと思います。

大会においては、大会参加チームのレベルが年々高くなっていく中で、 目標としていた総合成績10位の座を得るとともに、最軽量化賞3位、加速性能賞3位をいただき、 そして4年ぶりに全種目完走したことで、自動車工業会会長賞もいただくことができました。

これは私たちの活動を支えてくださったスポンサーの皆様、学内、学外の活動を問わず手助けしてくださった学校関係者の皆様、 一番近くで私たちの活動を見守ってくださったFAの先生方、TUT Formulaを創り卒業後も見守り、応援していただいているOBの方々、 その他たくさんの皆様にご声援いただいたおかげです。

皆様のおかげで私たちは無事に2013シーズンを終えることができました。 今シーズンの途中報告が不十分であった点をお詫びするとともに、皆様のお力添えに厚く御礼申し上げます。 これからも豊橋技術科学大学 自動車研究部 TUT Formulaをよろしくお願い致します。